ミュージアムコードバンについて

ロカド社のミュージアムコードバンを解説します。

ロカド社はイタリアのタンナー(皮革製造業者)です。世界には様々なコードバンタンナーがありますが、ロカドは独特で魅力的なコードバンを創り出しています。

そのロカドの中でも、ミュージアムコードバンは特別です。

表情について

さまざまな色が混ざり合う独特の表情です。複雑さと上品さ、ミステリアスな雰囲気があります。それでいて派手な印象はなく、気品と高級感にあふれています。

世界には様々なコードバンがありますが、ミュージアムコードバンの気品と艶やかさはトップクラスです。市場にもあまり出回っていないため、特別感をお求めの方にもご満足いただけるかと思います。

透明なベールに、さまざまな濃度の色が見え隠れする、奥行きもお楽しみいただけます。

革製品に姿を変えると、魅力がさらに引き立ちます。曲面は光沢が増し、とても艶やかな表情を見せてくれます。

鏡面のように反射する特性もあります。指を映し出すほど滑らかな革です。

小キズや擦りキズが存在します。シミ、色むらなどもあります。使用に伴い目立たなくなりますので、特徴としてご愛用いたけますと幸いです。

質感について

ハリ・コシが強く、繊維が詰まった革です(ホーウィン社のコードバンよりも、固さがあります)。

香りについて

ホーウィン社コードバンのようなスモーキーさはなく、ブッテーロやミネルバのようなタンニンなめし革のような香りも控えめです。革の香りが苦手という人にも、おすすめです。